Orange Pi One に NextCloud を導入する

投稿者: | 2019年2月17日

ハードウェア

Orange Pi One

中国企業 Shenzhen Xunlong Software が製造しているシングル・ボード・コンピュータ(SBC)です。

base on 技適不要 SBC 一覧 〜その3〜

Orange Pi One Hardware specification
CPU H3 Quad-core Cortex-A7 H.265/HEVC 4K
Memory (SDRAM) 512MB DDR3 (shared with GPU)
Storage TF card (Max. 32GB) / MMC card slot
Onboard Network 10/100M Ethernet RJ45
Video Outputs Supports HDMI output with HDCP
Supports HDMI CEC
Supports HDMI 30 function
Supports simultaneous output of HDMI
Power Source DC input can supply power, but USB OTG input don’t supply power
USB 2.0 Ports Only One USB 2.0 HOST, one USB 2.0 OTG
Supported OS Android Ubuntu, Debian, Raspbian Image

今回は以下の構成でセットアップしています。

  • Orange Pi One 本体
  • microSD : 8GB (Class 10)
  • OS : Armbian

OS

NextCloud を導入するにあたり、OSを先に導入します。

Armbian

Armbian(アームビアン)は多くのSBCをサポートしている Debian 系の OS です。

導入

ダウンロード

圧縮されたイメージファイルをダウンロードします。
Debian 系と Ubuntu 系を選べます。 ※ともに Stable(安定版)です。

base on Orange Pi One – Armbian

Armbian Bionic
mainline kernel 4.19.y
Server or light desktop usage scenarios.
Stable
Armbian Stretch
mainline kernel 4.19.y
Server or light desktop usage scenarios.
Stable

コードネーム ベースOS バージョン
Bionic Ubuntu 18.04 LTS
Stretch Debian 9

※Ubuntu 18.04 は LTS(長期サポート版)でサポート期間が5年です。
Debian 9 は LTS の表記はありませんが、同様にサポート期間が5年あります。

書き込み

ダウンロードしたファイルを Etcher などを使って microSD に書き込みます。

起動

microSD カードを本体にセット後、電源を投入すると DHCP でIPアドレスを取得して起動します。
※DHCPサーバが無い環境では、初回は直に接続して設定を行います。

初期設定

デフォルトで SSHサーバが起動しているので、IPアドレスを調べて接続します。
初期パスワードは root / 1234 です。

IPアドレス固定

サーバ利用のため、IPアドレスを固定化します。設定後にリブートします。
※参考:Armbian(Ubuntu系)のN/W設定(後でまとめてリブートも可)。

# cat /etc/network/interfaces.d/default                
# Wired adapter #1
allow-hotplug eth0
no-auto-down eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.x.yyy
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.x.yyy
dns-nameservers 8.8.8.8 8.8.4.4

# reboot
アップデート

dist-upgrade はお好みで(通常は upgrade)。

#  apt update
#  apt dist-upgrade
デフォルトターゲットの変更

デフォルトターゲット(ランレベル)を GUI → CUI へ変更します。
※GUIを利用する場合は変更不要(systemd の起動プロセスについて)。

# systemctl get-default                                                             
graphical.target

# systemctl set-default multi-user                                                  
Created symlink /etc/systemd/system/default.target → /lib/systemd/system/multi-user.target.

# reboot

base on 10.3. systemd ターゲットでの作業 – Red Hat Customer Portal
10.3.3. デフォルトターゲットの変更
システムがデフォルトで異なるターゲットユニットを使用するように設定するには、root でシェルプロンプトに以下を入力します。

# systemctl set-default name.target

NextCloud

NextCloud(ネクストクラウド)は自前でオンラインストレージを構築できるパッケージです。
そして、NextCloud には Snap パッケージが用意されています。
Snap パッケージは、Linuxディストリビューションを問わずに動作するパッケージ形式です。

Snapd 導入

Snap パッケージを利用するために Snapd を導入します。

# apt install snapd

The following NEW packages will be installed:
  apparmor snapd squashfs-tools
0 upgraded, 3 newly installed, 0 to remove and 0 not upgraded.

Created symlink /etc/systemd/system/final.target.wants/snapd.system-shutdown.service → /lib/systemd/system/snapd.system-shutdown.service.
snapd.failure.service is a disabled or a static unit, not starting it.
snapd.snap-repair.service is a disabled or a static unit, not starting it.

NextCloud 導入

# snap install nextcloud                                                            

nextcloud 15.0.2snap2 from Nextcloud? installed

Snap パッケージでバージョン 15.0.2 が導入されました。

NextCloud 起動

サーバのIPにブラウザでアクセスすると、管理者用id・パスワードの設定画面が表示されます。
id・パスワードを設定してしばらく待つと設定が完了します。

※Orange Pi One はハードウェアスペックの関係でだいぶ待たされます。
気長に待ちましょう。