Raspbian をコンソールとして使う

投稿者: | 2018年11月19日

メインで使っている Lubuntu のバージョンが 18.04 に上がったこともあり、起動に時間がかかるようになりました。
メインPCはほぼコンソール機なので、スペック云々よりも身軽でないとストレスになります。
そこで、起動がそこそこ速い Raspbian をコンソールとして設定することにしました。

コンソールとしての要件

安定性

  • OSとしての安定性
    Raspbian は継続してメンテナンスされており、定期的なセキュリティパッチの提供などが行われています。

利便性

  • SSH、RDP、VNC が使える
    Debian ベースの Raspbian のリポジトリには豊富なパッケージが用意されています。

起動が早い

  • HDD に導入された Lubuntu 18.04 よりも早く起動する
    SD Speed Class 10 (UHS Speed Class1) に導入された Raspberry Pi 3 Model B は HDD に導入された Lubuntu 18.04 よりも早く起動します。

簡単な調べものができる

  • Google 検索など
    Raspbian には標準で Chromium が導入されており、その他 Firefox などの導入も可能です。

HDを超える解像度

  • 最低でも HD+ (Wide XGA++ / 1600 x 900)
    RDP・VNC接続をする手前、最低でも 1600 x 900 は欲しいところです。
    その点、Raspberry Pi の HDMI は FHD 対応なので嬉しい限りです。

Raspberry Pi 公式 OS

NOOBS

NOOBS は Raspbian を含む複数の OS のインストーラです。
インストール画面で選択した OS によっては、ネットワーク経由での導入となります。

Raspbian

Raspbian 一筋なら NOOBS ではなく、素直に Raspbian を導入するのが簡単です。
以下の3種類が用意されています。

  • Download Raspbian for Raspberry Pi
    1. Raspbian Stretch with desktop and recommended software
      Raspbian デスクトップ OS (お薦めパッケージ含む / 以前のデスクトップイメージ)。
    2. Raspbian Stretch with desktop
      Raspbian デスクトップ OS (GUI 最小構成)。
    3. Raspbian Stretch Lite
      Raspbian CLI OS。

今回は Raspbian をコンソールとして使うので、2番めの「Raspbian Stretch with desktop」をインストールします。

導入

手順

  • zipファイルをダウンロード
  • ダウンロードファイルを解凍
  • 解凍したファイルを microSD カードに書き込む
    Linux だと Etcher が便利です。
  • Raspberry Pi に microSD をセット
  • 電源投入して OS起動
  • Welcome to Raspberry Pi
  • 初期設定

Welcome to Raspberry Pi

以前 jessie (Debian 8)ベースの Raspbian を試した時には、Welcome 画面は無かった気がします(raspi-config はもちろんありました)。
初めて起動すると以下の項目が表示され、基本的な項目について raspi-config を使わずに設定できます。

設定項目

  • Change Password
    piユーザのパスワードを設定します。

  • Set Country
    項目 設置例
    Country Japan
    Language Japanese
    Timezone Tokyo
  • Update Software
    [Next] ボタンでアップデート。

  • Select WiFi Network
    アクセスポイント一覧が表示されるので、選択後パスワードを入力して接続。

※後から raspi-config で設定することも可能です。

初期設定

アップデート

ファームウェアを最新版にアップデートします。

$ sudo rpi-update
$ sudo reboot

OS・パッケージも最新版にアップデートします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo reboot

SSH 有効化

コンソール機として使いますが、他PCからアップデートなどを実行できたほうが運用が楽なので SSH を有効にしておきます。
raspi-config コマンドから設定できます。

$ sudo raspi-config
  • raspi-config – Raspberry Pi Documentation
    Raspberry Pi Software Configuration Tool

    • 5 Interfacing Options
      「Configure connections to peripheral」を選択。

      • P2 SSH
        「Enable/Disable remote command line」を選択。

        • Would you like the SSH server to be enabled?
          「はい」を選択。
  • Finish
    「Finish」を選ぶと設定画面が閉じられます。

※後から raspi-config で設定することも可能です。

再起動

設定後はリブートします。

$ sudo reboot

Remmina 導入

コンソール機として使用するために、リモート接続用の Remmina を導入します。
必要に応じて putty (putty-tools) をインストールしても良いと思いますが、LXTerminal で事が足りそうなので私は見送りました。

$ sudo apt-get install remmina-plugin-rdp remmina-plugin-vnc gnome-system-monitor gnome-disk-utility medit
以下のパッケージが新たにインストールされます:
 cracklib-runtime gnome-disk-utility gnome-system-monitor libatkmm-1.6-1v5
 libavahi-ui-gtk3-0 libcairomm-1.0-1v5 libcrack2 libfreerdp-cache1.1
 libfreerdp-client1.1 libfreerdp-codec1.1 libfreerdp-common1.1.0
 libfreerdp-core1.1 libfreerdp-crypto1.1 libfreerdp-gdi1.1
 libfreerdp-locale1.1 libfreerdp-plugins-standard libfreerdp-primitives1.1
 libfreerdp-utils1.1 libglibmm-2.4-1v5 libgtkmm-3.0-1v5 libpangomm-1.4-1v5
 libpcre2-8-0 libpwquality-common libpwquality1 libssh-4 libvncclient1
 libvte-2.91-0 libvte-2.91-common libwinpr-crt0.1 libwinpr-crypto0.1
 libwinpr-dsparse0.1 libwinpr-environment0.1 libwinpr-file0.1
 libwinpr-handle0.1 libwinpr-heap0.1 libwinpr-input0.1
 libwinpr-interlocked0.1 libwinpr-library0.1 libwinpr-path0.1
 libwinpr-pool0.1 libwinpr-registry0.1 libwinpr-rpc0.1 libwinpr-sspi0.1
 libwinpr-synch0.1 libwinpr-sysinfo0.1 libwinpr-thread0.1 libwinpr-utils0.1
 medit remmina remmina-common remmina-plugin-rdp remmina-plugin-vnc
アップグレード: 0 個、新規インストール: 52 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

cifs-utils

共有フォルダをマウントする cifs-utils は導入済みでした。

$ dpkg -l | grep cifs-utils
ii cifs-utils 2:6.7-1 armhf Common Internet File System utilities

base on Debian — stretch の cifs-utils パッケージに関する詳細

The SMB/CIFS protocol provides support for cross-platform file sharing with Microsoft Windows, OS X, and other Unix systems.

SMB / CIFSプロトコルは、Microsoft Windows、OS X、その他のUnixシステムとのクロスプラットフォームファイル共有をサポートしています。