Banana Pi のN/W経由のHDD測定

投稿者: | 2017年9月6日

“Banana Pi M1 Classic”が空いたので、ディスクのパフォーマンスを測定してみました。
使用したディスクは、以前故障した”TeraStation HD-H1.0TGL/R5″の内蔵HDD(WD製:E-IDE、250GB / WD2500)です。
先日記事にしたとおり、IDE接続だと面倒なので、センチュリーのCROO-ISを使用してSATA化しています

OS

Bananian(bananian-1604.img)”を使用しました。
なお、BananianはCUIです。
GUI(デスクトップ環境)を使う予定がある、あるいは直ぐにGUIを使いたい場合は、GUI導入済みOS(RaspbianやArmbian、DietPiなど)を選択するのがオススメです。

latest version (Debian 8/Jessie)
bananian-latest.zip (158 MB)
version: 16.04 (released 2016-04-23)
default login: root / pi

Installation
To burn a Bananian image it is recommended to use a class 10 SD card with minimum 2 GB storage. 

導入後にアップデート

$ bananian-config
$ bananian-update
$ apt-get update
$ apt-get upgrade

※併せて、最低限sambaの設定をしています

テスト環境

サーバ N/W クライアント
Banana Pi M1 Classic 100BASE-TX PC (Windows 10 Pro 64bit)
CPU : Celeron 1007U, MEM : 8GB

クライアントPCから”CrystalDiskMark5″で測定(ファイル共有)。

使ったディスク

以下、「CrystalDiskInfo 6.8.2」の情報抜粋。

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 (2) WDC WD2500BB-00GUA0 : 250.0 GB [1/0/0, sa1] - wd
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
       Enclosure : WDC WD25 00BB-00GUA0 USB Device (V=05E3, P=0718, sa1) - wd
           Model : WDC WD2500BB-00GUA0
        Firmware : 08.02D08
       Disk Size : 250.0 GB (8.4/137.4/250.0/250.0)
     Buffer Size : 2048 KB
       Interface : USB (Serial ATA)
   Major Version : ATA/ATAPI-6
   Transfer Mode : ---- | SATA/150
   Health Status : 正常
        Features : S.M.A.R.T., AAM, 48bit LBA

測定値

USB2.0接続の測定値

Sequential Read (Q= 32,T= 1) :11.848 MB/s、Sequential Write (Q= 32,T= 1) :11.823 MB/s、Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) :11.382 MB/s、Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) :10.627 MB/s、Sequential Read (T= 1) :10.905 MB/s、Sequential Write (T= 1) :10.695 MB/s、Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.961 MB/s、Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 4.211 MB/s

SATA1.5接続の測定値

Sequential Read (Q= 32,T= 1) :11.849 MB/s、Sequential Write (Q= 32,T= 1) :11.822 MB/s、Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) :11.403 MB/s、Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) :10.436 MB/s、Sequential Read (T= 1) :10.905 MB/s、Sequential Write (T= 1) :10.901 MB/s、Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 3.888 MB/s、Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 4.227 MB/s

USB・SATAで優劣は無いようです。

SATAは初期1.5Gbpsタイプとはいえ期待していたので驚きました。
原因を考えてみます。

  1. 測定中、CPU占有率は低いままなのでコントローラ周りの性能
    • Banana Pi M1 のディスクコントローラ
    • CROO-IS(のIDE→SATA変換)がボトルネックになっている etc.
  2. sambaのチューニングをしていないから
  3. 100BASE-TX環境でテストしたから(Banana Pi M1 のonBoard NICはGigabit)

上記、2・3については、チャレンジする余地があるので後日検証してみたいと思います。

おまけ

ちなみに、OSを入れているmicroSDカード(UHS Speed Class1)の測定値は以下の通りです。
(SanDiskのカードで、同梱のSD変換アダプタを使っています)。
※テストの条件は、上記と同じです(samba経由)
SDcard
さすがに、HDDの値には劣りますが、そこそこの数値が出ていると思います。
ただ、SSD以外のフラッシュメモリ系はウェアレベリングをサポートしていないので、ガンガン使う用途にはオススメしません。

読み出し中心の用途ならOKですが、そこら辺の詳細は以前「フラッシュストレージの種類・選び方まとめ」に記載していますので、興味がある方はご覧くださいませ。