LinuxからWindowsへのリモートデスクトップ接続について

投稿者: | 2016年10月28日

PCには他のPCを遠隔操作できる便利な機能が備わっています。

Windowsの場合は、リモートデスクトップ接続(以前は、ターミナルサービス)と呼んでおり、Professionalエディション以上は、このリモートデスクトップ接続をサポートしています。
これは、RDPを使用して、別PCを遠隔操作する機能です。

Homeエディション以下はVNCなどの代替テクノロジを使用します。
メジャーどころだと、UltraVNCRealVNCTightVNCなどがあります。
これらVNCは、リモートデスクトップ接続と異なり、Windows OSがサポートしているものではないため、操作する側・される側の双方にソフトウェアを導入する必要があります。
また、RDPと比べると若干レスポンス性が落ちます。

また、Windowsのエディションに関係なく標準で搭載されているリモートアシスタンス機能を使う選択肢もあります。

リモートデスクトップ接続(RDP・VNC)は、社内PCのサポートなどで日頃よく利用しています。

で、本題です。

Windows 10の無償アップグレードで自宅PCは(Linux機を除き)ことごとくWindows 10へと置き換わりました。
そして、コンソールとして使用しているメインPCはライセンスの関係上、Lubuntu 16.04 LTSにしました。
コンソールとしてRDPやSSHクライアント、ブラウザ、メール、各種エディタくらいしか入れないのでマシンパワーは必要ありません。
そこで、デスクトップPCで一番スペックの低いCeleron 847をLubuntuに置き換え、代わりに新規に購入したAthlon 5370にWindowsを入れました。

メインPCをUbuntuにしたとはいえ、一太郎やVirualStudioなどWindows環境でないと使えないものがあるため、リモートデスクトップ環境の構築を行いました。
ちなみに、Windows環境だったら迷わずRemote Desktop Connection Managerをお勧めします。
かなり詳細に設定できるので便利です。

LinuxでRDPをサポートしているクライアントツールは、メジャーなもので

  • Remmina
  • KRDC
  • rdesktop

があるようです。

3つのソフトウェアを試したので自宅環境での使用感をまとめたいと思います。

Remmina

Webで検索すると結構メジャーなようです。
洗練されたUIで、設定項目も不足はないと思います。
最新のRDP 10.0にも対応しているようで、問題なく接続はできますが、クリップボード共有が有効になりません。
キーボードショートカットも問題なく拾ってくれるので、クリップボード共有ができたら無敵だと思います。

  • 2016.11.28 追記
    • Remminaはキーボードショートカットを拾ってくれますが、右Ctrlとの組み合わせは使えないようです。
      また、クリップボード共有も出来る時と出来ない時があるので一本に絞らずにrdesktopと併せて使っています。

KRDC

KRDCもRDP 10.0に対応していますが、Remminaとは異なり起動画面でアクセス履歴が表示されます。
ちょっと、UIが(個人的に)苦手なのと、キーボードショートカットに完全に対応していない(例:Alt+F4でKRDC自体が終了してしまう)ので、私は使えそうにありません。
クリップボード共有は問題ないので残念な限りです。

rdesktop

一番シンプルなRDPクライアントで、RDP 5.0までのサポートとなっています。
そのため「ネットワークレベル認証でリモートデスクトップを実行しているコンピューターからのみ接続を許可する」のチェックをOFFにする必要がありますが、キーボードショートカットは問題なく使用できます。
ただ、好みの問題だと思うのですが(もともと「Remote Desktop Connection Manager」を使用していた身としては)複数のPCを同時に扱う際の操作性があまり良くないと感じてしまいますが、クリップボード共有が使えるのでRemminaと併せて使っていくかもしれません。
LAN内での使用や管理台数が少ない場合は、rdesktopで問題ないと思われます。

リモートデスクトップ接続は使い方によっては、作業効率を飛躍的に向上させます。
社内規約上問題なければ、一度使用を検討されると良いかと思います。

  • 2016.11.28 追記
    • rdesktopが一番安定してクリップボード共有を使えるものの、バージョン1.8.3-1だと、常に大文字(CapsLock+Shift)が使えないようです。
      (大文字を入力する際は常にShiftキーを押しながらでないといけない)